場所: Fes, Morocco の日記一覧 (3件)
2024年3月7日: マドラサ見学/フェズ新市街/モロッコ旅行8日目
フェズ2日目。 午前中は旧市街にある、「ブー・イナニア・マドラサ」という神学校を見学。観光客が見学できるのは門を入ったところの中庭のみだが、例によって建築が素晴らしく圧倒される。 旧市街のメイン通りはある程度歩いてみたので、今日は新市街の方へ。 王宮近くにあるブー・ジュルード庭園、あるいはJnane Sbil。地域住民の憩いの場になっているようで、代々木公園を思い出す。 庭園を抜けると、もうひとつの旧市街フェズ・エル・ジェディドを通る。こちらの方が後の時代に作られたとのことだ。 ここを歩いているときに、砂漠ツアーで一緒だったペルードイツカップルに偶然すれ違った。昨日は旧市街 (フェズ・エル・バリ) を見て、今日は新市街の方にということで、考えることは同じなのかも。 しばらく歩くと新市街に出て、王宮がある。門は圧巻だが、当然中には入れない。 新市街にあるショッピングモール、Borj Fesを目指してしばらく歩く。マラケシュでも新市街のショッピングセンターを訪れたが、あちらがイトーヨーカドーとするなら、こちらのBorjはららぽーとのようだ。いろいろチェーン店や書店、高級そうなお土産屋も入っていて面白い。Nintendo Switchがやたら高く売っていた。 昼食はBorjでもよかったが、新市街のローカル食堂で。英語が通じず、こちらのフランス語も数字とpoulet、poissonくらいしかわからないので困った。結局Google翻訳を使いつつ、先客が食べていたのと同じメニューを注文。何度か見かけて気になっていた魚のフライを食べられ、これが美味しかった。しっかり揚がっているので骨まで美味しくいただけたが、どうやら骨は残すようだ... 来た道を通って帰る。エル・ジェディドを抜ける途中でユダヤ人街を通るが、ここは旧市街の他のエリアと違った雰囲気で、開放的な建物が多い。 フェズの有名な陶器工房「コセマ」のストックがあるという店「ハスナウィ」を行きがけに見つけ、帰りに買おうと思っていたのだが、まだ早い時間なのに閉まっていた。スークではいまいちコーヒーカップが見つからなかったので、ここで買えればというところだったが残念。まあ、コセマがなくなってから年単位で経つ中、ストックがどこまで本物かは怪しいが... --- 夕方はまた旧市街、あまり通っていないエリアを歩いてみる。すこし細い道に入ると自称ガイドが声をかけてきて面倒だ。一度しつこいガイドに捕まりしばらく「案内」を受けてしまった結果、案の定チップを要求された。まあ迷いかけていたところではあったので、持っていた端数の2ディルハムくらい渡してもよかったのだが、札じゃないとダメということだった。やや強く断ったら断念したようで、2ディルハムも受け取ってもらえなかった。 疲れたので宿近くのレストランで夕食。またプルーンのタジン、美味しい。店員が気さくでよかったが、BGMの音量がやや大きい。
2024年3月6日: タンネリ・ショワラ/マリーン朝墓地/スーク巡り/モロッコ旅行7日目
フェズの旧市街を散策。まずはブー・ジュルード門のあたりから、メイン通りっぽいところを歩いてみる。マラケシュと違って高低差があるからか、バイクも通らず歩きやすい。 最初の目的地は革なめし地区、タンネリ・ショワラ。マラケシュにも同じようなのがあるらしいが、規模的にも治安的にもフェズのものがおすすめということで、今日に回していた。 タンネリに近づくにつれて工房まで案内してくれる客引きが多くなってくる。Googleマップを見れば自力で辿り着けそうなものだが、押しに負けて付いて行ってしまった (向こうが付いてきたとも言える)。まあチップは要求されなかったので、見学料にコミコミだったのだろう。25ディルハムなので安い。 漂白にハトのフンを使うということで独特の臭いがあるが、事前に想定していたほどではなかったのでよかった。一応ミントの葉を貰えるので、それを鼻に当てろということだろう。 見学した後は、カバン売り場やら服売り場やらたくさんのエリアがある土産物屋を解説されながら通る。牛などの革は濡れると臭うから、ラクダ革がいいということだった。マラケシュで革トートを買ったところだったので、ここでは何も買わず。 旧市街を北に歩いて壁の外へ。タンネリが割と下ったところにあったようで、ひたすら坂を登る。 旧市街を見下ろしたかったので、さらに登って丘の上にあるマリーン朝の墓地へ。いい眺めで満足だが、日光を遮るものがなくそこそこ暑い。いくつか建造物の跡があって日陰ができていたので、そこでしばらく休む。 昼食はまた旧市街に戻って、ローカルなスープ屋さん。パン直置き... マラケシュのローカル食堂では観光客だからか紙を引いてくれたが、ここは完全にローカルスタイルだ。まあ乾燥しているので (?) 衛生的にもそれほどやばくないだろう。 --- 午後はスークでまた買い物。フェズは陶器が有名ということで、普段使いのコーヒーカップを探してみた。陶器にはセラミックと土の2種類あり、土の方が強く伝統的な素材ということだ (フチが茶色いので判別できる)。 せっかくなので土のカップを探してみたが、なかなかいいのが売っていない。ようやく好みのものを見つけたと思ったら、欠けがあり買うのを断念。ハンドメイドかつ大量に陳列されているので仕方ないが、難しい。それ以外に楽器屋なども見て回ったが、この日は特に何も買わず。 夕方は一度宿に戻ってから、近くの有名らしいレストラン、「ラ・タルブーシュ」へ。イワシのタジンが有名とのことで頼んでみた。カリカリ牛肉ライスも美味しい。イスラム圏なのでアルコールはないが、代わりにソフトドリンクが美味しいのは嬉しい。 フェズではマラケシュと違い割と中心部のリヤドに泊まっているので、観光の合間に気軽に休みに戻れて動きやすい。当たり前だが、宿の位置取りも大事だなあ。
2024年3月5日: フェズへ移動/砂漠ツアー3日目/モロッコ旅行6日目
朝食後、またラクダに乗ってツアーメンバーとの合流場所まで戻る。今日は夜明けを見られるということで日の出前から行動。 ラクダを待っているうちに日が昇ってしまった。今日は砂丘に遮られず見ることができ、なかなかいい景色。 砂丘は思ったより大きく、すこし散歩して下ったりすると元の場所に戻るのがなかなか大変だ。 今日のラクダ。昨日の個体より揺れが少なく、快適だったような。慣れただけかもしれない。 昨日まで運転してくれた運転手はマラケシュに戻るので、フェズに向かうメンバーで別の車に乗る。ペルー・ドイツカップルとマレーシアの方々、カナダ夫婦は一緒だった。車は最後部の座席でカナダ夫婦と隣になったが、北米を感じる (婉曲) 旅で大変だった... 最終日は特に大きな見どころもなくフェズまでの道のりも長いので、ひたすら走る。昼はロードサイドのレストランで。ケバブ的なのにしてみた。 午後、オート・アトラスとは違うアトラスかもしれないが、また山越え。途中でサルと触れ合える場所? で短時間停まってくれた。 --- 夜、19時頃にフェズに到着。なかなか大変な道のりだった... ブー・ジュルード門近くで降ろされ、予約していたリヤドはすぐ近くだったので徒歩で。ここもまた雰囲気のあるリヤドで、ゆっくり過ごせそうだ。 夕食は近場で済ます。すぐ近くにサードおじさんの店というのがあり、元宮廷料理人か何かで評判がよさそうだったので行ってみた。 プルーンが入ったタジンと、「パスティラ」というミートパイを注文。パスティラは生地が甘く砂糖もかかっていて、独特な組み合わせだが意外と美味しい。本来はハト肉で作るようだ。